「カシモWimax」は本当に格安で使えるポケットWiFiなのか?調査してみました!

2019年6月26日

「カシモWimax」は初月1,380円と格安で利用できるWimaxだ。キャッシュバックキャンペーンは行わない代わり、

  • カシモおトク割
  • カシモ長期利用割引
  • カシモキャンペーン割引

といった各種割引キャンペーンを自社で行っている。

>>>「カシモWimax」の公式サイトを見る

カシモWimaxはどんなWimax?

Wimaxの中でも月額料金が割安に使えるカシモWimax。

「カシモWimax」は問題なく使えるWimaxなのか? 気になるところだが、利用できるエリア、通信速度などは公式のWimaxと変わらない。

また運営会社は「株式会社MEモバイル」だが、親会社は上場している「株式会社マーケットエンタープライズ」。怪しいところが運営していない。

カシモWimax 運営会社についてより引用

Wimaxを独自のサービス、料金体系で提供しているポケットWiFiというわけだ。

カシモWimaxの料金プランについて

カシモWimaxのポケットWiFi料金プランは大きく分けて2つ、

  • 最安値プラン
  • 新端末プラン

であり、利用するデータ通信量から以下の2プラン、

  • ギガ放題
  • ライトプラン

から選ぶことができる。表にまとめるとこうだ。

最安値プラン(税抜き)の料金

項目ギガ放題ライトプラン
初月0円0円
1ヶ月目1,380円1,380円
2~24ヶ月目3,4802,880
25ヶ月目~4,079円3,379円
事務手数料3,000円3,000円
月間データ通信量無制限7GB
3日間10GB制限あり
ハイスピードプラスエリアモード7GB/月間

最安値プランというだけあり、初月の利用料金は0円と設定されており、必要となるのは事務手数料の3,000円のみとなる。

新端末プラン(税抜き)の料金

項目ギガ放題ライトプラン
初月1,380円1,380円
1ヶ月目1,380円1,380円
2~24ヶ月目3,580円2,980円
25ヶ月目~4,079円3,379円
事務手数料3,000円3,000円
月間データ通信量無制限7GB
3日間10GB制限あり
ハイスピードプラスエリアモード7GB/月間

新端末プランは初月と1ヶ月目は1,380円で利用できる。初月は事務手数料も含まれるが、この料金は他社と比較しても低コストで利用できるといえる。

ギガ放題とライトプランはどちらを選べばよいのか?

両プランともにライトプランは月間で7GBしか利用できないのに対し、ギガ放題はWimaxでの利用であれば、月間のデータ通信量に制限はない(※)。

※ライトプランの7GB、ギガ放題のハイスピードプラスエリアモードで7GB、また3日間で10GBを超えて使用した場合どうなのか?はまた後程説明しよう。

管理人の場合は通信はポケットWiFiのみで生活しているため「ギガ放題」一択だが、ネットをかなり使う人であれば、同様に「ギガ放題」を選ぶことをおすすめする。

ちなみに最安値プランと新端末プランの「ギガ放題」「ライトプラン」共に、2~24ヶ月までの料金が100円違うだけだ。

「ギガ放題」「ライトプラン」共に、2~24ヶ月までの料金が100円違うだけだ。

わずか100円の差ではあるが、新端末プランの最新モバイルルーターが使えることにはメリットがある。

カシモWimaxの最安値プランと新端末プランで利用できるモバイルルーターを比較!

では「最安値プラン」で利用する端末と、「新端末プラン」で利用できる最新モバイルルーターでは、どのくらいの性能差があるか?比較してみた。

機種名最安値プラン
下り最大
新端末プラン
下り最大
発売日
Speed Wi-Fi NEXT W05
Speed Wi-Fi NEXT W05
758Mbps2018年1月発売/Huawei
Speed Wi-Fi NEXT W06
Speed Wi-Fi NEXT W06
1.2Gbps2019年1月発売/Huawei
Speed Wi-Fi NEXT WX05
Speed Wi-Fi NEXT WX05
440Mbps2018年11月発売/NEC

下りの最大通信速度を比較したのは、ネットで閲覧する際には下りの数値が重要となるからだ。

そして比較すると、最安値プランの端末「Speed Wi-Fi NEXT W05」も問題なく使えることがわかる。

また新端末プラン「Speed Wi-Fi NEXT WX05」は「W05」よりも下り最大数値は低いのもわかる。

新端末でありながらスペック的に劣るのでは?と思われそうだが、ポイントは下り最大数値ではないのだ。

新端末プランで利用できる端末のメリットは「繋がりやすさ」にあり

新端末である2機種のメリットは「繋がりやすくなっている」ことだ。

  • Speed Wi-Fi NEXT WX05
    →Wimaxハイパワー対応
  • Speed Wi-Fi NEXT W06
    →Wi-Fi TXビームフォーミング対応

【WX05】WiMAXハイパワーとは何ですか?

電波が弱い時に送信パワーを上げて通信速度を約20%改善させる技術です。従来機と比べて、自宅内や建物内などの電波が届きにくいエリアにおいて通信速度(パフォーマンス)が改善します。

引用元:【WX05】WiMAXハイパワーとは何ですか?

【W06】Wi-Fi TXビームフォーミングとは何ですか?

Txビームフォーミングとは、Wi-FI規格のIEEE802.11acの技術で、スマートフォンなどのWi-Fi機器の位置を検知し、集中して電波を送信することで、Wi-Fi電波が中・弱電界の場所の通信を安定させ、スループットを向上させる技術です。

引用元:【W06】Wi-Fi TXビームフォーミングとは何ですか?

これらの仕様は最安値プランの端末である「W05」には実装されていないのだ。

管理人の見解でも数値よりも実際に利用した際の「繋がりやすさ」のほうが重要と考えている。

端末のスペックに記載される下り最大の数値はあくまでも理論値であるため 、端末自体が繋がりやすい仕様というのはメリットというわけだ。

例)「Speed Wi-Fi NEXT W06」の下り最大1.2Gbpsで利用するにも以下の条件が必要となる

  • 対応エリアでの利用
  • ハイスピードプラスエリアモード(有料)、ハイパフォーマンスモードおよび4×4MIMO設定オンで利用
  • USB3.0以上対応のType-Cケーブル(別売)が必要

現実的に考えても、いかなる時もGbps(ギガビット毎秒)で利用できるわけではないことがわかるはずだ。

WimaxハイパワーとWi-Fi TXビームフォーミング 、どちらが良いのか?

Wi-Fi TXビームフォーミング のほうが新しい技術ではあるが、対応している機器は限られる。

Wi-Fiビームフォーミングは5GHzのみの対応です。 Wi-Fi接続機器もビームフォーミングに対応する必要があります。

参考:apple(iPhone6以降、Samsung(SCL22以降)、Sony(SOV33以降、Sharp(SHV32以降)が対応

引用元:Wi-Fi TXビームフォーミングとは何ですか?

ご自身が繋ごうとしている機器が対応しているか?確認しておく必要がある。

それに対し、WimaxハイパワーはWimax自体の通信速度、接続状態を改善できる仕様だ。もしよくわからない…という人であれば、Wimaxハイパワー対応の「WX05」を選べばよいだろう。

ギガ放題でも本当に無制限ではないので注意が必要

カシモWimaxに限ったことではないが、Wimaxは本当の意味で無制限で使えるわけではないことを知っておいて欲しい。

  • 3日間で10GBバイト利用した場合
    →「1Mpbs」の速度制限がかかる
  • ハイスピードプラスエリアモードで月間7GB超えた場合
    →「128kbps」の速度制限がかかる

データ通信量を全く気にせずに使うと上記のような速度制限がかかるからだ。

3日間10GB利用した時にかかる「1Mbps」の速度制限について

~3日間10GB利用した時の速度制限について~

料金プランに関係なく、ネットワーク混雑回避のため前日までの直近72時間(3日間)で「WiMAX 2+」「LTE」の通信量の合計が10GB以上となった場合、「WiMAX 2+」「LTE」の通信速度をネットワーク混雑時間帯(翌日18時頃から翌々日2時頃(2017年2月時点))にかけてWiMAX 2+およびLTE方式の通信速度を概ね1Mbpsに制限します。

引用元:カシモWimax公式サイト「WiMAX 2+方式のデータ通信量制限はありますか?」より

「1Mbps」の速度制限だが、全くネットが使えないレベルの速度制限ではない。

ただし、Youtubeの動画閲覧にはストレスを感じるかもしれない。なぜなら、「1Mpbs」といえば、標準画質レベルの動画であれば、閲覧できる通信速度だからだ。

最近は高画質の動画も多いため、実際に視聴するとなると、途中で動画が止まってしまうこともある。

この「1Mbps」の速度制限は一定期間だけ適用されるため、そこを我慢できるか?だ。

ハイスピードプラスエリアモードで月間7GB超えた時にかかる速度制限について

~ハイスピードエリアプラスモードで月間7GB以上利用した時の速度制限について~

料金プランに関係なくプラチナバンド(800MHz)対応のau 4G LTEが使える「ハイスピードプラスエリアモード」での月間データ通信量が7GBを超えた場合、「ハイスピードモード」でのWiMAX 2+方式および「ハイスピードプラスエリアモード」でのWiMAX 2+方式、LTE方式のデータ通信速度を128kbpsに制限いたします。

引用元:カシモWimax公式サイト「WiMAX 2+方式のデータ通信量制限はありますか?」より

問題となるのは「128kbps」の速度制限にかかってしまった時だ。この制限がかかってしまった場合、動画視聴はおろか、LINEなどでメッセージを送るのも困難となってしまう。

ネット環境が固定回線を引かず、スマホもテザリングできないといった環境で、カシモWimaxを使う場合、この「128kbps」の速度制限だけは避けなければならない。

ちなみに「最安値プラン」「新端末プラン」を利用する場合なら、「ハイスピードプラスエリアモード」を利用時の「オプション料1,005円/月」は発生しない(※)が、その月はWimaxでの通信に切り替えができないため、7GBしかデータ通信が使えなくなってしまう。

※他のプランで2年契約の場合、オプション料1,005円/月は別途必要となる

つまりはギガ放題のメリットを捨てることになるため、利用時には細心の注意を払いたいところだ。

初期費用と契約解除料について

「カシモWimax」は初月のみ事務手数料が別途3,000円かかる。他は特にコストはかからない。

注意点としては「最安値プラン」「新端末プラン」共に3年契約であるため、3年以内の解約、もしくは更新月以外の解約の際には「契約解除料」が発生することだ。

カシモWimaxの契約解除料について

~更新月以外の解約は、契約解除料が発生~
・0ヶ月目(端末発送月)~12か月目まで:19,000円(税抜)
・13ヶ月目~24ヶ月目まで:14,000円(税抜)
・契約更新月を除く25か月目以降:9,500円(税抜)

引用元:カシモWimax公式サイトより

3年間使えるのか?ご自身の利用環境でWimaxが使えるか?公式サイトの「ご利用可能エリア」で事前に確認しておこう。

カシモWimaxの公式サイトにある「ご利用可能エリア」で
お住いの地域でWimaxが使えるのか?事前に確認しておきたいところだ。

外出時にも持ち運ぶ人なら保証サービスの「安心サポート」は検討しよう

「カシモWimax」を自宅以外でも持ち運ぶ人であれば、モバイルルーター(端末)が故障した時に無償で修理対応してくれる「安心サポート」は検討してみてほしい。

カシモWimaxの安心サポートについて

この「安心サポート」は月額料金300円で加入できるが、加入は契約時のみとなる。故障するリスクについてもしっかり考えておこう。

ちなみに「安心サポート」の解約は毎月20日までに、サポートセンターに伝えておくことだ。

まとめ!カシモWimaxについて

新生活を始めたばかりでなるべくお金をかけたくない時など、初期費用、初月利用料金といった使い始めのコストがかからない「カシモWimax」は向いているだろう。

特に「最安値プラン」は初月無料なので、新社会人で初任給をもらうまでなど、無駄な支払いもしなくて済むだろう。

注意点としては契約年数の縛りがあるため、契約期間の3年間はWimaxが使える環境か?は忘れずにチェックしておきたい。

あとはWimaxが使えないエリアに引っ越し、転勤などがある場合、使えなくなるリスクもあることも念頭に置いておきたいところだ。

とにかく、使い始めのコストを削減したい人なら、この「カシモWimax」はおすすめしたい。

>>>「カシモWimax」の公式サイトを見る